今日は 「映画の日」 で師走入り!

幼い頃は冒険本や紀行本を読むのが好きだった伯爵は、どういう訳か小説は苦手で 文芸物などは映画映像を観て 読んだようなフリをしていました。
当時は「文部省 特選」 などといって学校から、ある時は母親に連れられて映画館に行ったことが想いだされます。

昨夜 BS-2で放映された 木下恵介監督 松竹大船製作の 「野菊の如き君なりき」 もその一つであり、とても懐かしく観ました。当時の白黒映画で見た覚えがあるのが 「二十四の瞳」 や 「路傍の石」、嵐寛の「鞍馬天狗」、洋物では 音楽でも有名な 「道」 、「禁じられた遊び」、オードリ・ヘップバーンの 「昼下がりの情事」や 「ローマの休日」 などなど・・・

伯爵は何と言っても 「色彩」 に強い興味があったので、イーストマン・コダック社のカラー・フイルムで製作された 大映の時代劇映画 「地獄門」 やディズニー・プロの 「砂漠は生きている」、シネラマの 「南太平洋」 などで スクリーンに大きく映しだされた素晴らしい 「色彩」 に驚嘆し、伯爵の人生に大きな影響を与えました。

ご近所に在住の 「原 節子」 さんや、鎌倉に住んで居られた 「高峰秀子」さん、「笠 智衆」 さんらが出演、大船松竹で製作された小津安二郎監督作品のカラー映画は総て ドイツ・アグファ社の渋い発色をするカラー・フイルムが監督の希望で使われていました。
一昨日に放映された 木下恵介監督作品 「喜びも悲しみも幾年月」 も アグファ社であったと思いますが、確かではありません。

国産カラー・フイルムでの最初の劇場映画は 木下恵介監督の 「カルメン故郷に帰る」 であった と思いますが、以降 国産カラー・フイルムの品質向上は凄まじく、米国コダック社の品質を越えて世界No.1 になってしまいました。 しかしこの優れたカラー・フイルムは 今日の Digital-Hi-Vision やデジカメ の普及で市場から消えようとしています。
アア〜・・・、時代の変化は凄い! 人間様も 時代遅れにならぬョ〜、自己改革しよう!


【今日は何の日?】
映画の日
1896年(明治29年)のこの日、日本で初めて映画が一般公開されたため1956年(昭和31年)に映画産業団体連合会が制定したもの。入場料の割引などが行われる。

伯爵





オーストリアザルツブルグ にて






毎夜、音楽会が開かれている オーエンブルグ城 と 伯爵






ザルツブルグ で生まれ育った モーツアルト さん