伯爵の 絵画雑感!

第一美術展の会場に展示されている素晴らしい絵画のほとんどは100号以上の大作で、各画伯の労作なのでしょう。一点毎に足を止めて観ていると、一日では見切れないほど多くの絵画でした。絵を描く目的は何ですか?自己満足ですか?芸術のためですか?人に褒められるためですか?賞を取り知名度を上げるためですか?高い値段で売るためですか?伯爵はやはり、観る人に好まれ 高い値段で売れるような絵を描くことを目的にすべき・・・、と思っています。

第一美術展の絵画を観て全体的に感じる事は、色彩を使い過ぎているので観る人の目が疲れますョ〜!鮮やかな色材が豊富に、且つ安価に入手出来るからからでしょうか?色鮮やかなのは、テレビやパソコンの画像だけで十分!壁に飾って愉しむ絵画は右写真のように色数を減らしたり、色の彩度を落としたものの方が伯爵のみならず、一般に好まれるようですョ〜。日常の生活の中で、派手な原色が氾濫し過ぎて現代人の心も疲れていますね・・・

絵画は確かに色彩も重要な要素ですが、伯爵はそれよりも何倍も安定した構図やバランスが大切、人物画であれば均整がとれた容姿で描くことで、観るる人に感動や安らぎを与えると思いますが・・・? そして次には、光の陰影で立体感を創ることが大切!現代では写真技術が普及しているので、洋画・日本画 問わず、ロシア絵画のような精密な描写は不要なことでしょう・・・。洋画の中に、構図やバランスを重視する日本画水墨画の技法を加えたら如何でしょうか・・・
伯爵




裸体画




雪景色、陰影がお見事!




ロシア絵画のように描かれた、精密な筆タッチ!




構図が優れ、色数を減らした作品



Photo by Kanji. June. 11th. 2007.