蘇州、寒山寺へ・・・ 3/12(W)

日本と関係が深い寒山寺、 唐の時代 「寒山」 と 「拾得」 という二人の僧侶が住むようになり、「寒山寺」 と呼ばれるようになったそうです。境内には 「鑑真記念堂」 (今回は工事中でした)が在ります。日本では奈良時代、鑑真和尚は何度も日本への渡航にチャレンジし 6回目にやっと成功し、奈良の 「東大寺」や 「唐招提寺」 建設に協力した高僧として有名。 日本からの援助で建造された 「鑑真記念堂」 に大切に奉られています。

この寒山寺 鐘楼の音が有名で 西條八十作詞、服部良一作曲の 「蘇州夜曲」 にも詠われている他、 毎年 「除夜の鐘」 を聴きに大勢の日本人が来られるそうです。 加えて昔の風流人 張継さんが詠んだ 「楓橋夜泊」 の漢詩が彫られた石碑も在って、大勢の中国人や日本人観光客で賑わっていました。
伯爵 寒山寺 前で一休みする、伯爵・・・

 『蘇州夜曲』
君がみ胸に 抱かれて聞くは
夢の船唄 鳥の唄
水の蘇州の 花散る春を
惜しむか柳が すすり泣く

花をうかべて 流れる水の
明日のゆくえは 知らねども
こよい映(うつ)した ふたりの姿
消えてくれるな いつまでも

髪に飾ろか 接吻(くちづけ)しよか
君が手折(たお)りし 桃の花
涙ぐむよな おぼろの月に
鐘が鳴ります 寒山寺(かんざんじ)





決まって記念写真を撮る場所、珍しく誰も居ない・・・




昨年までは書かれて無かった、塀の漢詩・・・




寒山寺の入り口・・・




寒山寺 山門の 四天王、音楽好きなのか?一人は琵琶(びわ)を持っていました・・・


Photo by Kanji. Mar. 12(W). 2008. at KANZANJI-temple in Suzhou China.