自然を観察する人、人間を観察する人

八十八夜も過ぎ新緑が綺麗な季節になりましたが、伯爵が住む谷戸は朝から雨が降ったり止んだり、夜になって雨脚が強く音を立てて降っています。朝方、雨が一時的に止んで、空き缶・ガラスビンをゴミ集荷所に持って行った際に鎌倉宮(大塔の宮)の方向を眺めると、境内の楠木が実に鮮やかな緑を見せて居ました。山の斜面には、山藤が咲き始めていて晩春という感じ、ゴールデンウイークは例年の如く 家に居て勉強したり、雨が止んだら 庭の草取りをしよう・・・

朝のTV、「生活ほっとモーニング」 に 「失楽園」、「鈍感力」、「熟年革命」、等を書かれた 直木賞作家 「渡辺淳一」 さんが出演されていました。話の内容が実に面白く、話し方も知性的、さすが医学部を卒業された人だなァ・・・、と感心!「熟年世代になってからも、年がいもないことをしよう・・・、多少恥ずかしいこともしよう・・・、恋愛もしよう・・・、と」 特に男性の脳内革命や自己改革を促していました。伯爵も全く同感・・・

男性は女性と違って、大人になってからは肉体的な変化が無いので精神もマンネリ化し易く、特に時間に流されるような動物的な生活をしていると、同じ事を繰り返したり、頑固オヤジになったり、痴呆症になったりして、肉体も精神も老化の路が早まる事でしょう・・・。反面、女性は結婚に依る環境の変化、順応性、出産・育児など肉体的変化に伴ない、精神の変化・振幅が大きく有るので強いのでしょう・・・、と話して居られました。 なるほど、同感・・・

医学部を卒業された作家と言えば、「バカの壁」 などを書かれた地元の 「養老孟司」 さん、氏の本もなかなかユニーク で参考になる事が一杯ありますねェ〜、さすが脳に詳しい解剖学者さんですね。 伯爵は ユーモア作家、狐狸庵山人(故、遠藤周作)の 「ぐうたら人間学」 のような雑学的な書を好み、読むんで自分の生き方と照らし合わせたり、真似をしたり、自己啓発・自己改革の参考にしたり・・・、他人が書かれた書物は勉強になりますねェ〜、鎌倉には 「生涯学習センター」 なる立派な建物・設備が整っているので、勉強はいくらでも・・・
伯爵




二階堂川の新緑、モミジ




三浦半島八景の一つ、「大塔(鎌倉宮)の夜雨」・・・




庭に咲く、エビネ・・・




庭に咲く、エビネ・・・


Photo by Kanji. May. 2nd. 2008. in my Garden.