国際化時代、農業国と工業国との住み分けが・・・

土用の丑の日が近づき、ウナギが災難・・・。近頃、中国産うなぎを 「日本産ウナギだァ〜!」 と組織的に計画的に偽って大儲けしたヤカラが居て、大きな社会問題になっていますね。問題が起こった原因は国産と外国産との価格差が大きくある事と、消費者が 「国産の方が高級で高価、安全である・・・」、という先入観が染み付いているからでしょうか? 今や稚魚を日本で孵化(ふか)し、成魚まで日本で育てた純国産ウナギは希少価値があるとの事・・・

TVで紹介していた事では、うなぎの稚魚はヨーロッパで養殖され中国や台湾に運ばれて成魚になるまで育てられるそうです。そして生きたまま日本に運ばれ、日本の養殖池で更に育てられたウナギが国産品として高く売られ、中国で蒲焼に加工されたウナギは中国産として安く売られるそうです。所詮、国産ウナギも中国産うなぎも、外国で育った事には変わりが無く、プロでも味の区別が付かないそうです。

日本の食糧自給率は40パーセント。この数値が良いのか?悪いのか?意見や見解が分かれるところ・・・。地球上には、食料生産に適した広い面積を持つアメリカ、カナダ、オーストラリア、中国、フランスなどの国々、持たない日本のような国もあり不平等が現実に有りますね。既に実施しているように、国際技術協力として日本の優れた農業技術者や漁業養殖技術者が外国に出向して、日本の消費者に合った高級農産物や高級ウナギを 安く 生産すべきなのでしょう・・・
伯爵