「派遣・非正規労働者は生産機材の一部」 と、アメリカ型経営者は・・・

松下電器産業(現、パナソニック)の創設者、故・松下幸之助さんは 「企業は人なり、人は企業なり」・・・、と言って働く人を大切にして終身雇用制度を長く継続させた経営者として知られていますね。当時は労使一体となった会社経営で多くの人に尊敬されていて、「経営の神様」 という言葉も生まれたようです。伯爵が大学を卒業して入社した中堅の印刷会社の経営者も故・松下幸之助さんと同じような理念を持った尊敬できる社長さんでした・・・、「立派な家庭や家族あってこそ、会社で良い仕事が出来る」・・・、と。人手不足の時代でもあった事から、各企業は福利厚生に力を入れ 「社員・家族慰安会」や 「社員旅行」、「社員・家族運動会」 などが競い合うように盛んに開かれていました。「労・使一体にもとずく目標意識や理念での日本式企業経営」 に対し、労働者を ”人” として扱わないアメリカ方式が顕著になってきたのは昭和55年頃からでしょうか・・・?戦後の混乱期から、企業経営に成功した社長さん方々は子息を二代目社長にすべく、欧米の経済学や帝王学を学ばせました。その結果が 「労・使の分離であり、貧富の差拡大」 になったのではないのでしょうか・・・?伯爵が学校を卒業し入社した中堅印刷企業を13年目に自己退職したのは、アメリカ留学を終えた二代目社長の 「社員・労働者を ”人” として扱わないような企業理念・会社ビジョン」 に失望したからでした。当時は、労働者が経営者や資本家の理念に賛同して 「労働やサービスを提供しましょう・・・」 という考え方やプライドを強く持っていて、実力や技術を持って居れば労働者がかなり自由に会社を選べる時代でもありました。あァ〜、昔が懐かしい・・・。 今日のグローバルナヴィという TV番組で、アメリカ経済に詳しい評論家 榊原英資氏は 「日本型経営を見直し、昔に戻ろう」・・・、と話されて居られました。これからは人口減少・労働者不足時代が控えているので、大賛成ですねェ〜派遣労働者を正社員にしないで、生産性や利益を追い労働力を安く使おうとする姿勢、経営者側すなわち資本家側のことしか考えない経団連経団連と結びついた政治家、そして各企業トップの 理念や責任が問われる時が来ましたね・・・。経団連会長の 御手洗冨士夫氏は ジャネスさんが亡くなられた後 1979年から約10年間、 キャノンUSAの社長を務めた経験があるようで、アメリカ方式の経営で アメリカ型の財界人ですョ〜!即ち日本の経団連会長には適任なのでしょうか・・・?伯爵御手洗経団連会長の無責任発言 「解雇はキャノンの責任ではない」[経済]2008年12月10日 08:50 更新 日本経団連御手洗富士夫会長は8日の定例記者会見で、自動車などで非正規社員の削減が相次いでいることについて「…景気の落ち込みにより各社も減産に追い込まれ、苦渋の選択で雇用調整が行なわれている」と発言。 また、大分県のキャノン子会社で働く請負社員1,100人が来年1月までで解雇される問題が国会でも取り上げられたことについて「キャノンが雇用しているとの誤解がある。1企業の会見の場ではない。然るべくところで説明するだろう」と説明を避けた。 この発言は、同社で働く派遣や請負社員が削減されることについて、“請負・派遣元が解雇したもの”として同社に責任はない、というもの。 よくも言えたものだ。キャノンが発注を減らしたから派遣や請負社員が削減されたことは明白。ここまで責任逃れの発言ができるものかとあきれるばかり。 キャノンは5,800億円の利益を見込んでおり、削減された人たちの雇用に要する費用は、株主への配当金の数パーセントに過ぎない。 トヨタにしろキャノンにしろ、なんと大企業の「心胆」の小さいことか!いやそうでなければあんなにも大きくなりはしないのか。【以上、Yahoo-News をコピペ】県立フラワーセンターの、睡蓮・・・県立フラワーセンターの、睡蓮・・・県立フラワーセンターの、睡蓮・・・県立フラワーセンターの、睡蓮・・・Photo by Kanji. at Flower-Center in Kamakura.