「原節子」あるがままに生きて

原節子」 あるがまに生きて‥‥、貴田 庄(きだしょう)著、朝日新聞出版 発行を娘に買って貰って読みました。

サブタイトルに「好きなもの、まず読書、次が泣くこと、次がビール、それから怠けること‥‥」 と表紙や帯に書かれています。

何故 この本を買って読む気になったかというと、映画が娯楽の中心であった時代、昭和30年〜40年位でしょうか? 伯爵は受験勉強や大学勉強に励まなければならない時代、かなり映画館 通いをしていました。則ち、ミニ映画少年になっていました。原節子高峰秀子佐分利信佐田啓二杉葉子司葉子さん、笠智衆さん、小津安二郎監督、等々の男優女優さんの名前や映画シーンが懐かしく想い起こされます。今の季節であれば「秋日和」や「麦秋」 でしょうか‥‥‥


原節子」さんは今年90歳になられ、鎌倉 浄妙寺 近くで隠居生活でお住まい‥‥、と書かれてあります。

生まれから生い立ち、映画女優になられてからのエピソードや出会い、山田五十鈴さんとの対比や黒澤明 監督にピアノ演奏の演技指導を怒鳴られながら受けた様子など、事細かに書かれてありました。
戦前、中国大陸を汽車でベルリンやパリへ行った様子など‥‥。
はたして、プライバシーの侵害になるのでは? と思われるような、暴露本なのでは? と心配しながら読み終えました。
戦前・戦中・戦後と、戦争で激しく影響を受けた昭和の社会、映画という芸術媒体で活躍された名女優「原節子」さん、今の平成の時代も末永く、
人生楽しくカンバッテー!
伯爵