寿大学の講演会、最終日は 清田昌弘氏の 「かまくら今昔抄」

今日は「みらいふる鎌倉」寿大学 講演会の最終日。今日もほぼ満席になりました。今日の講演者は鎌倉生まれ、鎌倉育ちの 清田昌弘 氏で1931年生まれ、現住所は鎌倉市大町。

http://spysee.jp/%E6%B8%85%E7%94%B0%E6%98%8C%E5%BC%98/1382811/

講演に先立ち、逗子開成中学生 の遭難事件を詠った、「七里ガ浜の哀歌」を会場の全員で合唱したのが印象に残る講演でした。

真白き富士の峰 緑の江ノ島

仰ぎ見る目 今は涙 (仰ぎ見るも)

帰らぬ十二の雄々しき霊(みたま)に

捧げまつらん 胸と心  (夢と心)

遭難事件は明治43年1月23日に起き、連日新聞に大きく報道されていたそうです。葉山に滞在していた大正天皇(皇太子)も馬に乗って 稲村ガ崎 の現場近くに見舞いに来られたそうです。作詞者は 詩人の福田正夫、その娘 鎌女の数学の先生をされていた 三角錫子さん(1872〜1921)が遭難追悼歌集「七里ガ浜の哀歌」を出版し、世に広まったそうです。


郷土史研究家の 清田昌弘 氏は 鎌倉の明治、大正、昭和、そして戦前・戦中・戦後、のエピソードを調べ、数々の本を出版されています。特に 鎌倉文士や 鎌倉文化人と称される方々の逸話などは 必読の価値がありますね・・・
伯爵


講演者 清田昌弘氏を紹介する、早稲田大学一年後輩の エッセイスト 門田京蔵さん・・・

講演者、清田昌弘さん・・・

かまくら今昔抄 60話」、第一集・・・


鎌倉に関心がある方には、お勧めの本です・・・

Photo by Kanji. July 13(F).2012. the lecture of Old-Kamakura by Mr.M.Kiyota.