「どうなる日本? 2050年の未来予想図」 を視聴して・・・
朝ゆっくり起きて TV-SWを入れたら、”週間ニュース深読み” という番組。2050年の日本を予測する面白い意見が出演者から話されていました。
伯爵
Mediacrit
週刊 ニュース深読み「どうなる日本? 2050年の未来予想図」 2013.01.19
テレビ番組
1月 192013
おはようございます。
週刊ニュース深読みです。
きょうの話題は…日本の未来はみえるんでしょうか。
みなさんノストラダムスやマヤ暦に次ぐ新たな予言をご存じですか?西暦2050年。
ロボットが戦争する時代に…地球外生命体が発見される?実はこれイギリスのエコノミスト誌が去年出版した「2050年の世界」という本に書かれているんです。
ほかにも、アジア開発銀行や経団連など、さまざまな機関団体が2050年の未来を予測。
アジアやアフリカを舞台に経済や社会が大きく様変わりするなんて指摘も。
じゃあ、いまから37年後2050年の日本ってどんな未来?
2050年、私は56歳です。
58歳です。
そんな未来になっていたらいいですよね。
実際に予測されるているのは65歳以上が4割世界一の超高齢社会!GDPも9位へ大転落。
日本は二流国へ?
今多くの問題を抱える日本に明るい未来はやってくるのか?それとも予言が的中するのか?きょうは2050年の日本をとことん深読みします。
徳川幕府は270年ってすらっと言える若者ってえらいなって、のんきに感心していたい気もしますが、そんなにのんきに構えていいかどうかは、きょう、この深読みを見てから決めてください。
今から37年後、2050年、私は81歳になっているはずなんです。
結構いきましたね。
結構いきますよ。
っていうことは今はなんですね。
今は…。
お互いさまでございますよ。
でもそのころまで生きている自信は?
いや、正直、正確にはもう生きてないと思うんですけれどもね。
そうですか。
でもですね。
…。
だけど、2050年、日本人の平均寿命は、男性で83.55歳だそうです。
女性は90.29歳。
私はもっといけると思います。
もうやっぱりね、医学が進歩して、120ぐらいまでは生きるんじゃないかなと。
最先端医療もあるしね。
先生なんか91歳じゃないですか。
重大ですよ。
せっかく若作りしてきたのに。
まあね、これから2050年が一体どうなっているのか、ご紹介してまいりますが、放送中も皆さんのご意見を募集しています。
ツイッター始めました。
よかったら送ってみてください。
それでは37年後、2050年の日本の姿がどうなっているのか。
深読み流です。
おはようございます。
僕の名前は深よみ太。
誰がなんと言おうと小学4年生です。
文句ありますか?似せてみました。
僕は5回に1回、テストで0点を取るだめな子ですが、将来は明るいと思って今までやってきました。
でも最近の国の試算はどうも芳しくない。
ちょっとこのデータを見せてください。
このデータを見せてください。
こっちか、ごめんなさい。
こっちだ。
大丈夫か?
よみ太、よみ太、若干テンパッちゃった。
いいですか?国の人口ってだんだん少なくなっていくんですね。
2050年は、1億人を本当に切っちゃうという推計なんです。
つまり世にいう、人口減少社会が本当にやって来るといわれています。
でも増えるものもあります。
ここです。
高齢化率。
4割が高齢の方になるといわれています。
つまり、これは超高齢化社会というのがくるというデータが出ています。
未来は果たしてどうなるか。
僕の友人で未来をとてもよく知るのがいるというので、呼んでみます。
おーい!
うそでしょう、うそでしょう。
えー!
大丈夫?
NHK?A!大丈夫ですか?NHK。
変わりましたね。
どこでもドアがない。
雑やな。
クオリティーの低さ。
雑だけど、名前早く行って上げてよ。
2050年から来ました、僕、フカえもん。
フカえもん、いいから早く2050年の予測見せてよ。
そんなに心配か?じゃあ、2050年に行こう。
行こう。
これ、ツイッター大騒ぎになっていますよ。
大騒ぎかな。
…。
これが。
何何?
タイムマシンに乗ったつもり。
ここ見てくれ、よみ太、2050年の東京、大都会だよ。
どこが?
これが僕の住む町だ。
お年寄りが多いのは分かるけど、お年寄りばっかりなんだね。
そうかな?
本当にこんなことになると予想されている?
本当にそうです。
去年、国が、専門家が集まって出来たデータをもとに作りました。
へえ。
ここでかぶるんだ。
なんだっけか?なんでこんなにお年寄りが多いかって?さっき言ってたじゃないか。
人口が減って、お年寄りが増える、さらに、東京になんでこんなに、あっ、ここ、ポケット。
ポケットの上から出てますけどね。
こうなるんですよ。
地方の人が減って、病院や介護施設がどんどん潰れていく。
地方には住みにくくなるから、都会部に移り住む人が増えるんじゃないか。
で、都市部には病院や介護施設が整って、50年間の間に、523万人もお年寄りが増えると。
増えるってこと?今より?
見込まれているんです。
都市部に増える?
都市部に増える、都会では2.5人に1人が65歳以上、4人に1人が75歳以上。
この方なんて、よみ太君を見て、3日ぶりに若い者を見たな、わしゃはって言っていた。
そんなになっちゃうんだ、東京は。
でもさ、フカえもんっていうぐらいなんだから、皆さんね、未来の道具で夢のある道具1つぐらい出して、なんか、2050年は車が空をビュッと飛んでて東京・大阪間が1時間とか、そんなんはないの?1個ぐらい出してよ。
あるんでしょ、一つぐらい。
これだ!コミュニティビークル。
聞いたことない。
これ、夢のある道具なのね?
これがね、2050年にははやっているよ。
何それ?
未来っぽい。
いや、ちょっと国民を代表して言っていい?フカえもん。
遅い、来るのが。
遅い、この車、走るの。
時速20キロ。
20キロ?
高齢の方も運転しやすいし、安全じゃないか。
あの、飛ばないんですか?
なんだって?81歳の。
車が空を飛ばないんですか?
フミえもん、飛ばないよ。
専用道路が出来るんだ。
これ、新幹線じゃないの?
安全だろ。
しかも1人乗り。
1人?
ファミリー、家族の形態も変わっているからな。
お年寄りも1人で過ごしているんだ。
いいだろう?これがもう大流行。
コミュニティビークル。
昔デパートの屋上で、そういう乗り物あったね。
デパートの屋上にあるのかな、未来は。
でもね、でも皆さんね、ここここ、よみ太みたいな小学生や、若者といえば、漫画じゃないですか。
ここは若者のたまり場であってほしいと思うの。
ベストセラーがあるよ。
ベストセラー、2050年の予測。
本当に指摘されているのが、ある、ここは漫画であってほしい。
店員さんもお年を召してるけど、まあいいや。
ベストセラー、ここにあります。
ほら、大学入試の参考書。
ほら、若者向けの本がはやってるじゃないか、フカえもん。
誰に売れているかよく見てくれ。
後ろ。
え?
65歳からの大学入試?
高齢になっても大学を目指すんだ。
生涯学習だよ。
中見るよ。
字がでっかいな、これ。
見えなくなってきちゃうから。
91歳の専門家もいるからな。
解説員も。
つまりこのときの僕たちみたいな若い人は、65歳以上の方たちと、入試で争わなきゃいけない。
センター試験受けにいくってこと?きょうみたいに。
ものすごいよ、試験会場が。
なんだよ、ちょっと大変な時代だね、若い人にとって。
じゃあでも、この時代もコンビニはあるから。
お菓子はあるんでしょ、お菓子。
お菓子やおもちゃ。
あるんじゃない?
売れ筋の商品はこれじゃ。
じゃって。
やっぱりな、介護用のおむつやつえが売れるから置くんだよ、コンビニには。
さらにコンビニで、診察もしてくれるんだ。
だからつまりは、コンビニが、生活コンビにって言われてたりするんだ。
看護師さんです。
看護師さんがコンビニエンスストアに常駐するのではないかと考えられている?
元気な人が元気じゃない人を支える。
ちょっと待って、ちょっと待って。
火事だ、火事だ、火事だ。
やばい。
このときこそ、フカえもんっていうぐらいだから、道具を一発で出して。
慌てると道具が出てこないのは、本家と一緒なんだね。
この人に助けてもらおうか。
こんな…。
こんな写真はいいんだよ。
早く出しなさいよ。
こういうときは今と一緒なんじゃないかな?ほらほら、こうやって119番一つで、消防署員が来てくれて、こうやって放水をしてくれて、ちょっと勢いは小さいけど、火の勢いは収まったって。
まあこれは今と同じなんじゃない?フカえもん。
でもね、のちのち消防署から本屋さんに請求書が行くよ。
つまりは、火を消してもらう、公共サービスは有料になる可能性がある。
いやいや、家とか店が燃えてるのに、それを払うお金が出てくるか、わかんないじゃないですか。
でもお金なかったら消せないってことになっちゃいますよね。
とりあえずは消してくれるかもしれないんですけれども、お金がかかる可能性がある。
後々、消防車のためにローンくまなあかんみたいな?
なんでこんなことになるかっていうと。
つまりはやっぱり、これです。
人口が減っているというのが大事なんですね。
これら、国に入るお金は減るでしょうと。
人口が減るので所得税が減る。
そして人が少なくなるので、物も減って、消費税も減る。
さらには会社も減っているので、法人税が減る。
だけど国から出ていくお金は増える。
介護やまた保険などの社会保障費。
さらには公共事業の維持・管理費が増える。
国がお金がないと。
公共サービスも縮小しちゃうんじゃないかということだ。
だから、よく見てくれ。
道路や下水道を整備する人も少なくなるから、ひび割れている所もあったりするんだよ。
ひび割れてるけど、なんかグツグツいってるよ、これ。
本当だ。
わー!
巨大ネズミだ!やばい!俺はこれが大嫌いなんだ。
というわけで、害虫も増えて、ネズミも増えるんじゃないかって予測が出ておりますが、真面目な話ですね、今の話は全部、国の会議とか専門家の指摘で、本当に言われてることだけで模型を作っています。
つまり人口減少、超高齢化の2050年、本当に私たちの暮らしがどうなっているのかを、よみ太に代わって、皆さんに深読みしてもらいたいと、こういう訳でございます。
なるほど。
なんか深刻な話なのに、設定のせいで全然頭に来なかったんですけど。
相当厳しいんですね。
高齢者の数はもっと多いかなとは思いましたけどね。
40%なんですね、半分はいってないんですね。
ただ全体が減ってる分、すごく。
…は多いですね、やっぱり。
これですね、さっきのポイントなのは、やはり結構税金が減って、国に入ってくるお金が減る一方、出ていくのが増えるというところ、あったじゃないですか。
それを今の状況を維持するためには、経済成長が1%ぐらい維持しなきゃいけないんですね。
ただ一方で経済成長って、人口動態にも非常に左右されるので、今の日本の動態で考えると、多分2030年ぐらいにはマイナス成長になっちゃう可能性が高いんですね。
そういった意味では、今では働いていないお年寄りとか女性なんかが、労働参加することとかしないと、なかなか今の状況は維持できないと。
それが維持できないと、結局財政破綻という形になって、非常に日本が、今のヨーロッパみたいな感じになっちゃうんですね。
厳しい状況になる。
消防を呼ぶと有料になるほかに、あとどんなことが考えられますか?
そもそも、維持するためには、成長ができないということになると、われわれの税金が相当上がってしまいますね。
例えば消費税も。
税率が上がるということ?
今では10%まで2015年に上げると言ってますけど、それこそ諸外国並みの2割は当然のことながら、維持するためには3割とかそれぐらいに上がる可能性があるんですね。
税率上がる前に、収入は上がってるんですか?
収入はそんなに上がらないので、税率を上げないと、なかなか維持できないと。
さらには年金なんかも減ることになりますから、やはり生活が苦しくなると。
そこがジレンマで、収入が上がらないと、税率上げても、例えば消費税なんて、本当にそうなる可能性があるけど、税率上げたんだけど、税収は上がらない。
でもさっき増田さんが、高齢化率40%っていうのは、今とそんなに、ものすごい上がった感じなのかという疑問でしたよね。
それについてはどうですか?
今は、今現在は、例えば3人の現役で1人のお年寄りを支えているという人口構成になっています。
若者の数が。
3人、生産年齢人口、若い人3人で、1人のお年寄りを支えている。
これが2050年以降になると、ほぼ1人で1人を支える。
40%って、今言われましたけど、残りあと10%は要するに子どもの人口ですので、やっぱり結局、1人で1人、半分は若い人だけど、半分はもうお年寄りになると。
そうか。
そういうことですよね。
人口全体が減ることはそんなに問題じゃないんですけど、やっぱりバランス崩れるのが問題で、人口ボーナスということばがあるんですね。
なんですか?人口ボーナスって。
つまり働く人口のほうが多くて、その高齢者とか、支えられる側のほうが少ないから、経済成長しやすい時期のことを人口ボーナスっていうんですね。
日本だとちょうど1950年ぐらいから1990年ぐらいまでが、この人口ボーナスの時期だったんですね。
今まで知らないうちに。
ボーナスをもらってたんです。
だから高度成長期って日本は、ちょうどこの時期と重なってるんですけれども、諸外国の、今成長している国も、ちょうど今、人口ボーナスの真っただ中にある国なんですね。
中国とか、今、インドネシアとか。
でも人口ボーナス、日本はもう終わってしまったので、なかなか経済成長が難しくなっていくんですね。
もうちょっと先までいくと、そのバランスもまたもとに戻ってくる?
2060、70年ぐらいまでいけば、またバランスが戻るといわれるんですけど、私が生きている間ぐらいは、ちょっと難しいかもしれませんですね。
若者の声代表者として、今、一世を風びしておられる古市さんも2050年には65歳なんですね。
ただたぶん、65歳って高齢者と言ってもらえないと思うんですよ。
概念が。
高齢者ばっかりだから、60は、まだ結構若いんですよ。
何歳ぐらいまで働かなきゃいけないですかね。
80ぐらいですかね。
80?
結構きついですよ、体力的にも。
今ちょっとあれですけど、やっぱり少なくとも70とか75とか、そこまでは雇用を延長してくださいと。
年金もそれぐらいにならないと、今、65からもらえますけども、年金も70とか75にならないと、もらえないっていうことになる可能性が出てくるんですね。
ほとんどの人が年金をもらわずに亡くなっていくという形が増えるんじゃないですか?
そもそも、人口の仕組みというのは、1936年ぐらいに出来たんですけど、そのときから年金は60からもらえるってことだったんですね。
とそのときの平均寿命は70ぐらいだったんですよ。
同じ仕組みを適用するとすれば、80ぐらいまで働かないと、割りに合わない。
そうか。
ということになるんですね。
労働力人口で、今、これが一番重要なところで、要するに先ほど話があったように、全体、人口全体が減っていくだけじゃなくて、働く人が減ってしまう。
どれぐらい減るかというと、国の予測だと、大体もう、これぐらい、3割から4割も少なくなって。
大体3分の2になっちゃうんですよね、この労働力人口が。
ですから、これを、じゃあどうやって補えばいいのかと。
これをそのまんま続けてしまうと、国力が衰えてしまいますから、もう社会保障だけじゃなくて、国民の生活のレベルが維持できなくなる。
すみません、でも例えばじゃあ私が、お店を経営していたとします。
じゃあ、労働力人口を増やそうと思って、従業員の数を増やすことにしました。
でもお客さんは人口が減ってて少なかったら、物が売れないから、そんなに従業員もいらないっていうことでいうと、労働力を増やせばなんとかなるっていう話は、どういうメカニズムなんですか?
それはですね、例えばですね、今、国の成長、このまんま止まってしまうと、とんでもないことになるので、大体今、先ほどちょっと永濱さんの話もありましたけど、大体1%ぐらいの経済成長が必要だっていうふうにいわれているわけですね。
GDPを。
経済成長をずっとしていないと、今の社会保障サービスが受けられなくなる。
そうそう、そうです。
ですから。
経済成長するために、働く人がいっぱい必要なんですか?
というのは要するに、仕事をやっぱり、できるようにならないと、お金が回りませんよね。
稼ぐ人が少なくなってしまうわけですから。
そうすると、これ、今ここ100兆円って書いてますけど、つまり今、GDPって500兆ですので、1%伸ばすとすると、5兆ですよね。
それを2030年まで続けるとすると、単純に倍数かければ、100兆円、GDP、伸ばさなきゃいけない。
これを要するに、支えるのは、一体どうすればいいんだと、先ほど労働力人口、それだけ減るわけですから。
そうするとあと支えるのは、もう、女性、高齢者、女性にはもっと働いてもらわなきゃいけない。
それから高齢者も、ただ支えてもらうだけじゃなくて、高齢者になっても、やっぱり先ほどの定年の話のように、高齢者になっても、できるだけ働ける人は働いてもらう。
女性がもっと働け、高齢者も75、80まで働きなさいいうたところで、仕事はあるんですか?
そうそうそう。
それなんです。
そこがね。
仕事がこちらにあるんです。
これがですね。
あるんですか?
うまいことやれば、まだ成長する分野はあると思うんです。
これ、実はですね、経済産業省が前から出している成長が期待できる分野というのがあるんですけど、例えばインフラ関連のところは、これ、海外なんですけど、まだ海外って、経済成長がまだ高いんですけど、発展が途中の国ってありますよね。
そういった所にインフラの需要だけで、2030年までも1200兆円ぐらいあるっていることがあって、ここって日本で非常に強かったりするんですね。
さらにいえば、医療、介護とか健康のところについても、全体人口は日本は減っちゃうんですけど、シニア人口は2040年ぐらいまで増えるんですね。
そういったことから、需要が増えるので、そういったところも。
バランスで言うたら、80歳の老人を79歳が介護するみたいな形、どんどん年齢が近づきそうな感じするんですけど。
元気が人が働けばいいみたいな。
そうですね、元気な人が働くと。
さらに言うと、将来的には人が働くことプラス、ここにありますように、ロボットとかが働くような形になってくることも考えられて。
ロボット?
ロボット。
できることはロボットにやってもらっちゃう。
実際に日本って、ロボットの技術って非常に高くて、これは医療・介護の分野だけじゃなくて、いろんな分野でロボットが非常に先端技術として、成長を高めるということが期待ができる。
そうか。
期待できると。
雇用に関しては不安がないということですか?
このままだと不安です。
ただ、こういう成長分野があるので、いかにこの成長分野を伸ばすような、たぶん規制緩和とか、海外にどんどん進出してとかっていう、そういうことが必要だと思うんですけども、全くお先真っ暗というわけではない。
働ける所があるんだったら、働きたいという人はいっぱいいるでしょうね。
年取ってもね。
今、安倍政権で、アベノミクスと俗に言って、経済を活性化させようと。
その中で、成長戦略、これからどうやって新しい産業を日本で育てるんですかっていう議論が、一番重要な議論になって、そこがまさしく今、説明があった、このいろんな分野、ここで要するに新しい成長分野を作らなきゃいけないということなんですね。
さらに実は先ほどのパターンの中で一つ、わざと説明をしていなかった部分があって、つまり、労働力が、女性や高齢者にも働いてもらって、そしてああいう新しい分野で、少しでも働いてもらって、でもそれでも、それでもこの労働力人口が3分の2になってしまうという中では、補えないんですよ。
そうすると必ず、これから大問題として、議論の対象になってくるのは、ここなんですね。
移民?移民を受け入れるということが?
今は大体、国内に外国人労働者の方が60万人ぐらいいます。
大体1%ぐらいは、実はもう、すでに働いているんで好けども、基本的に日本は、いわゆる単純労働者っていう人たちは受け入れてないんですね。
要するに知的な労働者という人たちを今、受け入れていて、全体的に絞ってるんですよ。
だけど、そのまんまでいって、本当に労働力が足りるのかっていうと、ここがやはり、本当に受け入れるとなると、もっと数を受け入れるとなると、これはいろいろ、文化的な摩擦とか、いろいろ出てくるでしょう。
だけど。
古市さんは?
移民って、将来的には必要かもしれないけれども、その前にやっぱり女性ですよね、今、ちょうど働いてない女性、出産育児期に働いていない、働けない女性が今これだけちょっと、M字型でポコッとへこんでるんですけど、ここの部分の人に働いてもらうだけでも、だいぶもっと労働力が増えるし、女の人が働けば、その育児、介護とかに、また産業がまた発達するから、つまり保育園に預けるとかで、そこでまた雇用が生まれるので、ここでぐるぐる回していくことが。
今のままでは絶対に働けないって、みんな言いますよね。
やっぱり子育てしてらっしゃる方は。
だから国の制度もそうだし、僕たちの価値観も、もしかしたら昭和のままなんですよね。
男の人が働いて、女の人は家っていう価値観に、まだ制度が縛られている。
でもそれって所詮、1970年代ぐらいに日本で出来た仕組みなので、所詮、40年ぐらいの歴史しかないことなんですよね。
女の人が家で専業主婦っていうのは。
だからって考えたら、まあそろそろ、今がその転換期なのかなって気はしますね。
こういう女性たちが社会に復帰しようとしたとき、働く場は、どんな所だと?
本当はだから、元の場所で働きたい人は働けるようにすればいいし、いまだと育児休暇がなかなか長期間取れなかったりとか、職場復帰すると、ちょっと簡単な仕事に回されちゃったりとかして、もとの仕事を続けられないことが多いんですけど、元の仕事をちゃんと続けますよっていう保障するような仕組みとか作ったりとかして、そういうふうにしていくとか。
そうなるのが嫌で、だから、自分は子どもを持たないっていう、結婚しないっていう女性も今、多いじゃないですか。
でも、それがちゃんとすれば、どんどん産んでもいいよってなる。
で、結果的に子どもの数も増えていくかもしれないですね。
そうですね。
短時間労働を認めたりとか、そういう働き方をいろいろ工夫するっていうことが、たぶん必要になってくるんですよね。
実際ヨーロッパなんかでも、女性の就業率を見ると、こんな日本みたいにM字カーブになってないんです。
もっと高くなってるんですね。
このM字の国は、日本と韓国ぐらいなんですよ。
それは育児と貸しながら働きやすい環境を作ることが非常に重要で。
ではではここからは、日本が沈没しないためのさらなる未来予想図をきょうお越しの古市さん、永濱さんに描いていただきましたので、まず永濱さんの2050年の日本の未来予想図、プレゼンでお伝えします。
その働き方というのを中心に見ていこうと思います。
経済の専門家の永濱さんの未来予想図なんですが、増田さん、2050年、日本経済を引っ張っている産業、伸び盛りの産業、伸びるんじゃないかというのはありましたが、引っ張っている産業っていうと、どんな産業だと?
引っ張ってる産業?
思われますか?
37年後。
医療とか介護とか、そっち系じゃなくて?
医療や介護ではなく、未来予想図を描いた永濱さんは、やっぱりこの産業だと。
製造業、ものづくり。
でもちょっと考えてください。
今でもものづくりって、ちょっと不振で、大変ですよね。
37年後も日本経済、引っ張っているのか。
この曲のように、昭和のものづくりを復帰させればいいんじゃないか。
そうではないんです。
2050年の現場を見てみましょう。
ものづくりの現場では、出稼ぎがキーワードです。
われわれが考える出稼ぎといいますと、日本国内、地方から都市部へ。
じゃあ2050年だから、海外から日本へなのかといいますと、そうではない、永濱さんが思い描くのは、グローバル出稼ぎ。
なんですか、それ。
新しい。
これ、どういうのかといいますと、高い技術を持った専門家が海外に行って出稼ぎをするというものなんです。
日本の国内の市場は、もう縮小してますから、働き場を求めて海外に行くと、もうこういう人たちばかりじゃないかというんです。
そうなるとよりまた、海外での日本の工場、工場はどんどん向こうに移転して日本人の働き場所がなくなっていくっていうことにならないでしょうか。
技術が流出したりとか。
実はですね、先端の技術者が海外に行くということもそうなんですけど、それよりも日本でそういう単純な技術を使う労働というのがなくなっていくので、そういった人たちがたぶん、いろんな新興国を渡り歩いて、所得を稼ぐという、たぶんそういう世の中になると思います。
2050年ですから、アフリカやインドなど、こういう所でインフラ整備が進んでいるんではないか。
ここで働こう。
増田さん、おっしゃいましたよね、国内の工場が減っちゃって、ここはどうなっているんだ。
中見てみましょうか、こうなるんではないかと予想されます。
ロボット?
人間は、工場長だけ。
1人?
じゃあそしたら働きたい人は働けなくなるんじゃないですか?
ただですね、ロボットというのは、逆に言うとなんで日本のものづくりが外に出ていくかというと、安い人件費があるから行っちゃうわけじゃないですか、でも、ロボットが作れるようになれば、人件費もいらないようになりますよね。
国内拠点が国内に戻ってくる可能性がありますよね。
それが増えれば、作る人は減っても、生産ラインをメンテしたり維持管理するっていう仕事がたぶん増えると思うんですよね。
一方で、日本の人口って減っていってしまいますから、となると、ある程度、こういう効率化を進めていったほうが、日本の成長にはプラスになると。
つまり2050年の未来予想図、永濱さんは、こういうことです。
少ない人数、技術を持った人間で大きく稼ぐ。
こういう世の中ではないかと。
工場で操作したりとか、力仕事じゃなければ、年取ってからでもできますもんね。
さらに言えば女性でもできるわけですよね。
力仕事がないわけですから。
そうか。
理系の世の中になるんですかね。
理系、非常に重要だと思います。
そっか。
でも大勢の技術者が海外に出稼ぎに行ってしまって、これで日本の税収になるんですか?その土地に住んじゃうかもしれないですよね。
そうなっちゃう可能性もあるんですけど、一方で国籍は日本にのこしたまま、海外で働いて、それをうまく税金なんかを優遇する形で、国内にお金が還流するような形にしていくシステムは当然必要になってくると思います。
国際的なふるさと納税みたいな?
そうか。
それは例えば、フィリピンでもなんでも要するに、出稼ぎに行って、そこから国に仕送りをしてというのは、これはアジアのほかの国々でも、今すでにあるんですね。
ただなんかこれ、幸せな働き方ですか?
でも昔の日本って集団就職ってあったじゃないですか、農村にいる人が仕事を求めて東京に来る。
同じことがたぶん海外に対しても起こると思うんですよ。
若い人が日本にいてもまともな仕事がないからといって、インドネシアとか東南アジアとか、インドとかに働きに行くっていうことは、これから起こりうると思います。
なんか家族残して、そして安全も気になるじゃありませんか。
ですから、先ほどの、これから伸びる産業の中にも入ってくるんですけど、例えばじゃあ、最先端のそういう工場とか、そういう技術のない人はどうするんですかと、理系じゃない人はどうするんですかというと、要するにそこは例えばこれからやっぱり伸びる可能性があるのは、例えば観光とか、そういうサービス業ですね。
これはやはり、日本人としてのやっぱり配慮っていうか、細やかさとか、気遣いとか配慮、そういったものがやっぱり生かせるところなわけですね。
それから特に観光なんかでいえば、海外からとにかくお客さんに来てもらう、国内でみんなが国内の観光に行くだけじゃなくて、海外からもたくさん来てもらう。
そこで外貨を落としてもらう。
そこでは非常にこれから、日本にとってのじゅうようなさんぎょうになってくるわけです。
伸びる余地があって。
というのも、今日本で、過去最高に外国人観光客が多かったときって、年間800万人ぐらいなんですね。
でもG7で比較すると、観光客が一番少ないドイツでも2500万人ぐらいいるわけなんですね。
ってことからすると、まだ伸ばす余地は十分ある。
少数精鋭で大きくもうけるっていうところの少数はもともと全体が少数なんだとしても、精鋭じゃないほうの少数の人たちは。
弱肉強食の世の中になっちゃう。
そういう人も出稼ぎに行くかもしれなくて、工場労働者として、もしかしたらインドネシアとかのにっぽんじんむらができていてそこで働くようになっているかもしれないですね。
だから日本は最低賃金の問題があるから、海外にそういう人の企業を生かせて、そこのお金で働いてもらう、そこの物価で働いてもらう。
すでにね、そういう動きはあるわけですよ。
みんなが気付かないだけで、例えば中国でコールセンターを作りますと、そこにたくさん日本の人が行って、実は日本の、そういう電話の問い合わせなんか、どこでやってるかというと、実は中国でそういうセンターを作ってやってるんです。
問い合わせを受けてるのは日本人?
日本人が向こうで働いて、向こうの物価で働いてもらう。
で、向こうの給料は安いけど、まさしく中国の物価は、まだまだ日本より安いので、暮らしていくことは可能なわけです。
幸せに暮らせればいいという。
でもやっぱり現地での安全性ということもあるじゃありませんか。
それは当然ありますね。
例えば、本当にきょうも朝からずっと、ニュースになっている。
例えば日揮、プラントの日揮がアルジェリアで、ああいう大変なことになっている。
でも、これはやはり、海外に出ていって、そこでビジネスをする以上は、やはりどうしても避けることのできないリスクではあるんですね。
ですから、当然そういうリスク管理、危機管理というのは、当然これも十分やっていかなきゃいけない。
気をつけなきゃいけないところではあります。
じゃあ、そろそろ今度は社会学者、古市さんの未来予想図のプレゼンを聞きましょう。
古市さんはちょっとみじかなもうちょっと身近なオフィスの未来予想をしてもらいました。
例えばタイトル、これです。
えいっ!みんなが働く全員参加型社会。
さっきちょっと議論でも出てきましたが、こんなオフィスが普通になるだろうという予想をちょっとご覧に入れます。
朝の9時です。
課長が1人、お茶を飲んでおりまして、さあ、仕事を始める。
社員は来ないけど、普通に1人で、仕事を行います。
さあ、お昼になりました。
やっと部下が出社してきます。
おはようございます。
遅い。
女性の方が出てきました。
実はこの方は35歳、2児の母。
午前中は子育てをして出てくる。
こういうのは当たり前の世の中になっていく。
さらに、3時になりました。
お疲れさまでした。
課長はもうご帰宅です。
帰っちゃうの?
代わりがいます。
3時からの課長さんがちゃんとやって来ます。
3時から課長?
3時から課長でございます。
ずっと一日張り付いて残業するような正社員って、そもそも存在しなくなって、全員がパートタイマーになっていくのではないか。
もう正規も非正規も、一切なし。
全員?
みんなで労働を負担し合う社会にしないと、とてもやっていけないんじゃないかっていう指摘なんですね。
暮らしていけるかな。
もう一つじゃあ、暮らしていけるかなぁというところで、もう一ついきます。
実はこの人、ちょっとロマンスグレーですね。
70歳です。
定年がもうなくなってます。
女性でも高齢者でも働く時代なので、元気であるうちは、もう80だろうが90だろうが、81歳の女性アナウンサーは、普通にいるかもしれませんね。
世の中でね。
そしてここです。
元気なうちは何歳になっても年金をもらわない、むしろずっと納める側になるんじゃないかという予想です。
そうじゃないとやっていけない。
実は今、なんと2人で1人のお年寄りを支える時代とかいうじゃないですか。
古市さんの予想では年齢で線を引くのではなくて、もう、みんなで支える社会保障になっていくんじゃないか。
このルールが本当に徹底されると、たとえ2050年であっても、国民の8割は現役で働いて、社会保障を納める側。
受け取る側はたったの2割。
受け取るのは、もう本当に働けなくなってしまった、健康面などで働けなくなってしまったお年寄りだけにする。
そうすると、なんとか回るようになるのではないかという予測なんです。
全員パートタイマーって、ちょっと、日本の人にしてみると、なじめなそうですけど。
ただその分、社会保障をちゃんと拡充していかなきゃいけないと思うんですね。
今も日本で社会保障ってありますけど、よく一番の問題っていうのが、会社にちゃんと所属しているかどうかで、すごい待遇が変わってきてしまうことなんですね。
年金も終身雇用にしても、年功序列にしても、会社に所属していれば、すごいいろんな待遇を受けられるけど、そうじゃないフリーターとか、非正規の人は、そこまでいい待遇を受けられない。
だったらここの差をなくしてしまって、これを全部もう一元化して、国からの社会保障という形にして、みんなが解雇されても大丈夫だとか、そういうふうな形に組み直していけば、全員がパートタイマーでもフリーでも、安心して働ける社会になると思います。
企業側も終身雇用前提やったら、採用する数もね、いうたらリスク伴いますから。
だから辞めさせやすいって思えたならば、どんどん人も雇いやすくなるかもしれないし。
今、ちょっと、すみません、サラリーマンだからかもしれませんが、辞めさせやすいということばに、ちょっとびくっとしたんですが。
辞めさせやすいと、何がいいことがあるっていうことですか?
企業が人を雇いやすくなるっていうことですよね。
今ってやっぱり、一生雇わなきゃいけないっていうような、あまりにも意識があるから、なかなか人を雇いにくくなってしまう。
逆に辞めさせやすいってなったら、人をもっと雇いやすくなるっていうこともあると思うんですね。
逆にこれは社員側にとってもいいことがあるはずで、今、NHKもそうだと思うんですけど、転勤って言われたらもう、転勤じゃないですか。
だからなかなか社員のほうとしても、会社側の嫌な命令にも従わなきゃいけない。
でも会社の嫌な命令をもっと別に転職しやすくなったりしたら、働く人ももっと働きやすくなると思うんですよね。
人の入れ代わりがすごい激しくなるっていうことですよね。
ちょっと気になるのは、年金は、払った人が受け取れると思って払ってるじゃありませんか。
そうだね。
これなんか、なんとなく、…。
もうすでに。
無理じゃないかなってちょっと思ってます。
チャラにって感じがします。
無理なんですけど、でも結局、今の時点でも、みんなが払った働いている現役世代が払った財源で全部社会保障を賄っているかって、そうじゃなくて、もう半分は、国庫負担といって、みんなから受け取る消費税とか、そういうのから受け取ってるわけですね。
そういった意味では、そもそも現役世代とリタイヤ世代で支え合うというのは、難しい話で、そうなると、たぶん将来的には、ああいう条件にならざるを得なくて。
だから、年金払ってきた人間はもらいたいじゃないですか。
ただこういう年金をもらわないっていう選択肢ができるんやったら、年金もらってない人は、住民税とか所得税を多少、免除してあげるとか、なんかそのへんのね。
要するに基本的な年金を含めて、社会保障の大もとの考え方を変えなきゃいけないんです。
というのは、つまりね、一番大事な考え方は、今、年金でも社会保障全体でも公平という概念なんですね。
みんなが同じサービスを受けることができる。
同じ手当を受けることができる。
だけどそれは国に余裕があったときに初めてできることなんです。
つまり今は払った保険料に応じて年金もらえるんだけど、それはどんなに豊かな人、たくさん資産もあって、お金持ちの人も、それからお金に困っている人も、どちらも同じように、払った保険料に応じたくるわけですね。
だけどそれはもう、これからどんどん国の規模が縮小されていって、余裕がなくなってくると、それを制度では成り立たないんです。
ということは、本当の公平さっていうのは何かというと、これからの公平性っていうのは、つまり、本当に困っている人が手当を受けることができる。
本当に困っている人に対して、きちっとした保障ができる。
ですから、ある程度、お金がたくさんあったり、それから元気で働き続けられてる人は、すみませんが、たくさん保険料、それまで払ったとしても、年金は少し我慢してください。
また本当のお金持ちの人は、年金は受け取れなくなるかもしれない。
だけどそれが、つまり社会全体としての、公平性、これ、公正・フェアっていう言い方で置き換えてもいいかもしれませんけど、そういう考え方じゃないと、たぶん維持できなくなる。
そういう前提になってくると、年金を払わない若者が出てきたりしませんかね。
そうですね。
年金という概念じゃなくなるのかもしれませんね。
年齢で区切るんじゃなくて、困っている人に対してお金をあげますと。
義務として払わなきゃいけないと。
そのときにはたぶんね、基礎年金は例えば、もう税で賄うって、これ、昔からの議論で、かつて民主党が言ってた最低保障年金というのも、これに近いような考え方なんですけど、基礎年金はもうみんなから集めた税金で手当てすると、だから保険料を納めないとなると、国民年金の保険料、未納率40%になっているんです。
だから国民皆年金って言いながら、土台のところが今、そうやってかなり厳しくなっているので、いずれまた基礎年金は税金で賄いましょうっていう議論は、私は起きてくる可能性があると思います。
でもなかなかどうですか?
大幅にそこまで転換するのって、今の政治家の人じゃできないだろうなって正直思うんですけど、でもその時代になってるっていうことは、2050年、日本を変えるのって、こういう古市さんみたいな年代の方ですよね。
そうなると可能性あるんじゃないかな。
たぶん2050年になる前に、日本は1回、たぶん財政破綻をしてると思うんですね。
可能性が高いと思います。
なんですか?それ。
うれしそうに言うんですか。
財政破綻すると、たぶんいろんなそういうしがらみで改革できないところがいやおうなく変えさせられますので、そうなると、そういう大きな改革もできると思います。
予想としては財政破綻、二千何年ですか?
2000、早ければ20年ぐらいの可能性ありますね。
すぐじゃないですか。
専門家で、ことし財政破綻するって言ってるんですよ。
2020年といったら東京オリンピックちゃうんですか?
あくまでも考えの一つとして、理屈の一つとしてありうるということで。
財政破綻した国って、そのあと必ずV字回復してるんですよ。
通貨が安くなって、韓国もそうです。
韓国も、97年に財政破綻的な状況になって、IMFの指導管理下に入って、いろいろ改革が進んで、今、V字改革してね。
現実って徐々に変わっていくと思うんですね。
例えば19世紀の終わりって、鯨のオイルとかで電灯をともしていたから、鯨がいなくなっちゃうから、もう電気が消えちゃうんじゃないかっていわれたこともあるんですね。
実際ちゃんと電球が発明されて、光は今もついているわけで、だからいろんなイノベーションとかによって、現実ってたぶん、そこそこなんとかなっていくから、財政破綻までしなくても、なんとかなる可能性もたぶんあると思います。
経済界の中にはね、もう、とにかくなかなか構造改革も進まないし、抜本的な改革が進まないので、かつて韓国がそうだったように、もうそうなるしかないんじゃないかって、そういうことを言う人は、まあ、確かに前から少しはある一定のグループとしてあるわけですね、そういう意見っていうのは。
だけど、もしそんなことになったらこれはもう大変な話ですから。
どんなことが起きると想像されるんですか?財政破綻が実際起きたら。
そしたら社会保障なんてもう大幅カットですよ。
だからさっきの、偽物ドラえもんがしゃべってたような未来が本当になってくるってことが、たぶん。
だけど通貨が安くなるので、日本の競争力が高まりますから、経済はすごい強くなると思いますね。
だからそれはいったん底打ちして、それから反転した以降のことで、底打ちするとこが大変ですよね。
経験しないといけないんですね、じゃあ、1回は。
いやいや、だからそれになったら大変、それにならないように、そうならないように頑張らなくちゃいけない。
でもそうならなかったら今みたいに、ずるずるずるずるいきません?
ゆでガエルみたいな感じでどんどん停滞していくんです。
でもなんとかそこを、巻きもどす、なんとかどん底を味わわないで、いい方向に転じるにはどういうふうにしたらいいんですか?
それにはたぶん、すごい大胆な発想をしてると思うんですね。
先ほど言わなかったんですけど、特に先端技術のところでいえば、それこそ宇宙とかそういうところでたぶん、2050年に可能性があると思うんですけど、なかなか違う、火星とかに人が住む、移住するというところまでいかないまでも、今、資源の問題ってあるわけですけど、それってやっぱり、地球上でも取れなくなってくる可能性があるわけで、そうなるとすでにアメリカの一部の企業なんかでは、宇宙、ほかの星で、資源を開発して取るようなことも考えられているわけですよ。
となると、地球規模じゃなくて、もう宇宙規模で経済を考えていくということをしていくと、突破口もあるのかもしれません。
2013/01/19(土) 08:15〜09:30
NHK総合1・神戸
週刊 ニュース深読み「どうなる日本? 2050年の未来予想図」[字]
最近“2050年の世界”についての予測が相次いで発表された。「人口減少」「超高齢社会」など様々な問題を抱える日本。いま何を考え行動したらいいのか深読みする。
詳細情報
番組内容
新政権誕生によって景気回復に期待が高まる日本。ところが、浮かれている場合ではないかも…。最近、“2050年の世界はどうなるのか?”というような予測が相次いで発表された。その内容は「世界で日本は存在感を失う」「日本は二流国になる」というもの。「人口減少」「超高齢社会」という急激な変化に直面する中、最悪のシナリオにならないために私たちは今、何を考えて行動すべきなのか、深読みする。
出演者
【ゲスト】増田英彦,眞鍋かをり,【解説】第一生命経済研究所主席エコノミスト…永濱利廣,社会学者…古市憲寿,NHK解説委員…竹田忠,【キャスター】小野文惠,高井正智,【リポーター】小松宏司,徳永圭一ほか
2013.01.19 【以上、HP Mediacrit から】
■ 午後から TT よこはま「心身の健康を整える キネシオロジー」体験、夕方から「新年会」
TT よこはま 新年会、写真を撮り忘れました・・・
神奈川県には「茅ヶ崎体操」というのもあります・・・