子供の日、アイヌ熊祭りの記録保存映画 「イヨマンテ」 を拝見・・・

映画「イヨマンテ」はアイヌ民族の”熊祭り”儀式を忠実に再現した際の記録保存映画。画像・音声保存はデジタル化されているので、このDVD は民族資料館や民族研究所などに永久保存・保管されることでしょう。アイヌ民族が檻の中の子熊を弓矢で屠殺し解体。肉や内臓器官を食料に、血液や熊の胃を薬用に、毛皮を防寒用に供される過程が忠実に映像化されていて、一般上映されました。 何故、子供の日に・・・?


人や生物の ”命の大切さ”を学ばなければならない幼年期、少年期の子供たちがこの残虐性が強いこの映画を見たら・・・、その影響が心配になりました。多摩川河川敷での少年リンチ殺人事件、船橋市芝山での18歳少女の生埋め殺人事件 等々、10代の殺人事件がマスコミに載る機会が多いのでは? 戦後の食糧難時代、鶴見の実家の庭に鶏卵採取用・食用ニワトリを100羽位育てて伯爵は育ちました。屠殺解体を親から習ったのは鶴高生になってからで、小・中学時代は禁止されていましたが・・・


大昔から地球上に、”人身供犠(じんしんくぎ・Human Sacrifice)”という 「人を神に供える」風習や、動物を供えるというお祭り儀式が各地にあった事が記録に残っています。聖書”マタイによる福音書”に書かれてあるイエスキリストの肉と血(無酵母パンと赤ワイン)での”最後の晩餐”、復活祭、ヤギを供える儀式(贖罪のヤギ Scapegoat)などを思い浮かべてしまいます。記録映画「イヨマンテ」は民族資料館に保管されるべき、忠実なドキュメンタリーですね・・・。子供を含めた一般上映には疑問を感じました。
伯爵









Photo by Kanji. 2015/05/05(Tu), Looked a movie Bear-Festival by Ainu.