時代の流れ

今朝インターネットでニュースを見ていたら

【ベルリン28日共同】DPA通信によると、日本の富士写真フイルム、米国のイーストマン・コダックと並ぶフィルムの世界3大ブランド「アグフア」を生産するドイツの老舗メーカー、アグフア・フォトが27日、ケルンの裁判所に破産を申請した。
 デジタルカメラの急速な普及による業績不振が理由で、2004年1−6月期は大幅な赤字だった。従業員は世界全体で約2400人。
 DPAなどによると、前身のアグフア社は1867年に創立、1936年に世界初の近代的カラーフィルムを発売した。
共同通信) - 5月28日7時55分更新

という記事が掲載されていました。カラーフイルムを使わないデジカメの普及でトウ等・・・、という感じで時代の流れを感じます。

アグファ社で製造されたカラーフイルムは 日・米で製造されているような派手な「色調」ではなく、やや彩度を抑えた 「渋い発色の色調」でしたので 色彩の ”通” には好んで使われていました。
松竹映画の 故・小津安二郎監督 もその一人で、鎌倉の 原節子さん、故・田中絹代さん、故・笠智衆さん などの俳優さん達を なるべく綺麗に、自然な色に撮れるよう このアグファカラーが使われていました。 氏があるエッセイで 「このアグファカラーが無ければ、白黒フイルムで撮影するよ・・・」 と述べていた記事が想いだされます。

日曜の朝 伯爵

Photo : Brandenburger Tor and East German Car for sightseeing !





東西分断の壁があった所、ここは道路に変わっていました。


写真は April. 2004.のベルリンの壁、崩壊後の資料展示場所。

1988年、一人一人厳重なチェックをする チャリー検問所を通って東ドイツの中を見て廻った当時が想い出されました。西側の車と比べて、粗悪な車が走っていたので町中は一面の濃い排気ガスに覆われていて、暗い陰気な雰囲気でした。

そしてこの年は、チェルノブイリ原子力発電所の爆発事故があり アンカレッジ経由の飛行機に搭乗中、その上空を飛んでいましたので後で ビックリ!

翌年の 1989.11.9.にベルリンの壁は崩壊。





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