広島 原爆ドーム、元安川を見て想うこと・・・ 6/18(W)

バスは夕暮れの広島市内に入り車窓から市内見物をしました。原爆投下後は「100年以上は放射能が残り草木は育たず人も住めないのでは?」 ・・・、と言われていたのが信じられない程の発展を成し遂げ、新しいビルが立並び、ヨーロッパ製の最新路面電車が街中を走り、ここは東京・・・?と錯覚してしまう程の町並みなっていました。街中の広島市民球場は郊外に移設するそうです。但し、ドームは付けないとのこと・・・

今迄、原爆投下時の悲惨な状況を活字やTVで知ったり、原爆資料館の中で当時の写真を見たり、遺品や遺影を見たりして伯爵の脳にも焼き付いています。その中で強く悲惨に覚えたのは、戸外に居て瞬間の熱線で皮膚が焼けてしまった大勢の人が、体の熱を下げるため、痛さを和(やわ)らげるため、水を飲みたいため、川の中に入り死に絶え、川面が見えない程に遺体が浮いていた・・・、という過去の事実・・・

原爆ドームの路を挟んで反対側には、大勢の被災者が亡くなられた川の一つ、元安川が流れています。そして今はその川面に驚くなかれ数多くのレジャー・ボートが係留されていました。時代が変わった・・・、と言えばそれまでですが、被災者や親戚ご家族の気持ちは・・・?、世界各地から来られる方々がこの状況を見たら・・・?どう思われるでしょうか・・・?複雑な想いがしますね・・・

地球や人間社会には、必ず 過去→現在→未来が有って各々を切り離す事も 忘れる事も出来ませんね・・・。今年も八月六日の原爆記念日が近づき、川の町 広島では祈念式典や元安川での灯篭流しが行われることでしょう・・・。政治家屋さん、単に式典に参列するのではなく、戦争が無い世の中を創るよう50年、100年先を見据えた政治をして下さいョ〜、医療予算を毎年2,200億円増やし、法人数や国会議員数を減らす方向にお願いしますョ〜・・・年金生活者より・・・
伯爵




広島原爆ドーム前元安川に係留されて有る多くのレジャー・ボート・・・




広島原爆投下近くの、川と橋・・・


Photo by Kanji. June. 18(W). 2008. the Memorial-Dome of Aomic-Bomb in Hirosima city, Japan.