景気は冷え冷え、気温も寒々・・・、来年は大不況に?

対ドル為替は90円を割込み80円台、日経平均株価は一万円を大きく割込み9,000円台に・・・。会社工場で作る工業製品や日用品が売れないから、商店やスーパーは売価を下げる。会社工場での経常利益が下がるから勤労者の給料を下げる。東京の某印刷会社に正社員として勤務している若者から「基本給を大幅に下げられてシマッタァ〜!」という悲鳴が伝わって来ました。基本給が下がると賞与や退職金の他、年収が大幅にダウンするので 住宅ローンを持っている若者はこれからどうすれば良いの・・・?

戦後の日本は右肩上がりで経済発展して来ましたが、これからの時代、即ち「平成維新」からは昔の夢は捨てて、今の経済状態が「普通の状態」と考えるよう、国民全員が頭を切替えなければならないことでしょう。前にも書きましたが、好景気は中国やインド、ブラジル等の経済新興国にシフトしてしまい、高度な製品以外の「一般消費材・商品」の生産は 100円ショップが証明しているように、製造コストの面から経済新興国には敵(かな)いませんね・・・。インドでは日本円で 20万円を下回る軽乗用車が製造されていますね・・・

昨年アメリカから始まった金融危機で、中国の採った政策は「内需拡大」で、これが大成功しているようです。伯爵は今年9月二度に渡って中国を見て来ましたが、一昨年よりも昨年、昨年よりも今年と益々景気が良くなっている様子を実際に肌で感じてきました。観光ツアーに加わっての物見遊山的な町並み見物、生活拝見ですがどの都市でも高層ビル・マンション、道路・地下鉄等の建設ラッシュ。特筆すべきインフラは「電線の地下埋設化」が国家事業で進んでいるようで、景観が欧米の都市のように綺麗になりつつあるようでした。
伯爵

慢性化するデフレ 需要不足で事態は深刻
11月20日21時11分配信 産経新聞

 政府は20日の月例経済報告で、事実上の「デフレ宣言」を出した。ただ、前回の平成13年3月のデフレ宣言以降、明確な脱却宣言は行っておらず、10年近く慢性的にデフレ状態が続いているともいえる。前回は企業のリストラによる供給削減と海外の好景気による輸出増大でひとまずデフレスパイラルは回避できた。今回は、賃金や雇用の悪化を背景に深刻な需要不足に陥っており事態は深刻だ。

 デフレは、人間で言えば、だんだん元気がなくなり、やがて死に至る「低体温症」に例えられる。モノが売れないから値段が下がり、企業の売り上げが減り、賃金や雇用が悪化し、消費も冷え込む。これが連鎖的に進めば、デフレスパイラルとなる。

 ただ、政府・日銀とも「デフレ」の明確な定義を持っていない。国際通貨基金IMF)は「少なくとも2年程度下落が続く状態」と定義するが、今の日本は消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)の下落が7カ月続いているだけだ。
【以上、Yahoo News から転載】

尚、9月13日(日)〜16日(水)の中国旅行「大連・旅順・金州4日間」、この写真旅行記を掲載しましたのでご覧下さい。「熱烈歓迎日本訪中代表団」に参加された方々や写真プリントを望まれる方は、一度パソコンのHDにCopyしてから プリントして下さい。
伯爵

http://d.hatena.ne.jp/KKA/20090913
http://d.hatena.ne.jp/KKA/20090914
http://d.hatena.ne.jp/KKA/20090915
http://d.hatena.ne.jp/KKA/20090916


庭の柚子(ゆず)が黄色になって・・・

自家製ダイコンと買った人参で一夜漬けを作りました・・・

日用品スーパーの店先・・・

Photo by Kanji. Nov.23(M).2009. in Kamakura Japan.