音楽・映像記録媒体の変遷!

タワーレコードが倒産!
原因は「音楽ダウンロードが一般化し、CDの売り上げが急速に落ち込んだため」という事。街頭インタヴューでも「もう2年もCDなんて買ってないよ」とか「ああ、音楽はほとんどダウンロード、もう私のまわりでもCD買う人なんていないよ」ってな感じです。
音楽の楽しみ方は人それぞれだけど、皆が聴くヒット曲だけをダウンロードして、飽きたら次へ・・・みたいな聴き方って、今はそれが当たり前にしてもあまりにも寂しい。

私みたいに古い人間は、好きなアーティストのアルバムを舐めるように聴いて、ヒット曲以外の良い曲を見つけてまた一層そのアーティストが好きになる、という聴き方をしてきたから、「一曲のみダウンロードして使い捨て」みたいな風潮は理解できません・・・
写真屋さんなどと共に、CD屋さんも「過去の職業」になりつつある、という事でしょうか。
何とも寂しい限りです・・・

追伸:アップ2時間後、ネットニュースにも入ってきました(以下)
タワーレコードは全米20州で89店舗を展開。2004年2月に経営破たんし、再建を目指していたが、インターネットによる音楽配信や大手小売業との競合で業績が低迷し、2度目の破たんを迫られた。今後、金融機関から8500万ドルの事業再生融資を受けて営業を継続しながら2か月以内に身売り先を探す方針だ。
【以上、「CUSTOM店主の独り言」 から転載】

伯爵がご幼少の時、父親が戦前から買い集めていたSPレコード(78回転)の軍歌や歌謡曲を押入れで発見!中学の音楽の時間、大谷先生から聴かせて戴いたLPレコード(33.3回転)でのチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第一番」!高校時代に真空管で作ったラジオ・アンプで聴いたペラペラなソノシート(レコードの一種)やEPレコード(45回転、ドーナッツ盤とも呼ばれていました)が懐かしい〜!

自作アンプで聴いた音楽で記憶に残るのが、リカルドサントス楽団のイタリア民謡や アルフレッド・ハウゼ楽団の コンティネンタル・タンゴ、「青空」、「バラのタンゴ」、「オレガッパ」 など等!パイオニア、アシダ音響、三菱のスピーカーなどの聴き比べもしたし!プレーヤー・ピックアップはムービング・マグネット式? いや、ムービング・コイル式?など等、伯爵は当時流行った ファイ・ファイ (Fi-Hi、高音質)を追い求める少年でありましたョ〜

社会人になってからは、テープ・レコーダーでの高音質を追い求める時代になり、レコードのようなキズやゴミから来る雑音から開放され、アンプのドルビー回路などの開発もあって音質は飛躍的に向上しました。しかしアナログ時代は此処までで、いよいよデジタル時代の世の中に!コピーやダヴィングしてもデータを間引かないかぎり、音質や画質の劣化や歪が生じない CDやDVDの時代に!

しかし、今やインターネットの時代になり 音楽媒体や映像媒体(CDやDVD)をレコード店や書店から買求める方式が衰退し始め、インターネットやTV配信から必要なものだけを買うという時代になったようです。携帯端末やデジカメに使われているメモリー媒体、SDカードや100GB、200GB(ギガバイト)というHDが内臓された、DVDレコーダーやPCが画期的に安価になったことが大きく影響しているのでしょう・・・
伯爵