「松竹大船が残したもの・・・」 講師 門田京蔵、を聴きに

鎌倉生涯学習センター、大ホールで午後2時から「みらいふる鎌倉」の総会に出席した後、遅れて午後3時から「松竹大船が残したもの」という演題の講演会が開催されました。松竹大船撮影所が在った場所は鎌倉市に属しているので、多くの映画関係者が市内に住居を構えていました。小津安二郎監督や俳優の笠 智衆さんは北鎌倉に、田中絹代さんは鎌倉山に、原 節子さんは浄明寺に今もお住まい? 等々・・・


講師の 門田京蔵氏は学生の頃から”映画少年”と呼ばれて居られたようで、何しろ映画に詳しい方。講演では松竹大船を築いた城戸四郎(1884〜1977)から家族愛を描いた小津安二郎(1923〜1963)、木下恵介(1912〜1998)、山田太一、寅さん映画48作を作った 山田洋次(1931〜 )監督を ”起承転結”に当てはめて話されました。


門田氏は昭和28年に小津安二郎監督が作った「東京物語」の中での、原 節子さんと父親役の笠 智衆さんの哀愁を帯びた会話や演技を絶賛して居られました。その数年前に作られた「晩秋」、「麦秋」、数年後のアグファカラー作品「秋刀魚の味」なども家族をテーマにした内容でした。現代の若い人にも見てもらいたい映画ですね・・・、映画は芸術。
伯爵


「みらいふる鎌倉」(会員3,400名)の総会で挨拶される 奴田(ぬた)会長、H23年度の会計報告、H24年度の予算案 等の可決で終わましたが・・・

午後3時からは 門田京蔵氏の講演 「松竹大船が残したもの」が始まりました・・・

Zoom-up、原 節子さんのお話になると彼女の演技を絶賛し、表情も笑顔に・・・、今年は94歳位になるのでしょうか?

Photo by Kanji. April 26(Th).2012. the lecture of Japanese-Movies by Mr.Kadota at Kamakura city-Hall.